事務所ブログ

◆2012 謹賀新年 ~昇り龍が如く~

明けましておめでとうございます。
皆さまはどのようなお正月を過ごされましたか?20120101-1.jpg

東日本大震災により、被災された方々のことを思うと胸が痛みます。
自分のできるなかで、継続的に被災された方々を応援していきたいと思います。

お正月気分から通常の生活に戻りかけた平成7年1月17日、阪神大震災の恐ろしい体験を思い出します。
当時、私は神戸の岡本に住んでいたので、周囲には倒壊により亡くなった人も数多くあり、自分の愛する神戸の街の変貌ぶりに大きなショックを受け、現実を受け入れることがすぐに出来ず、これからの将来を思うと不安でいたたまれない気持ちで日々を過ごしました。

また、私自身、残された命として何か社会の役に立ちたい、頑張る中小企業の応援をしたいという気持ちから資格を取り、『社会保険労務士』として仕事をするひとつのきっかけともなりました。

人それぞれ、何か『転機』となる出来ごとにより、人生が大きく変わるということがありますね。


今年は辰年、「昇り龍」という、何か良い変革を期待させる干支です!!
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しかし、現実としては、大変厳しい状況です。

「社会保障と税の一体改革」における社会保障財源を確保するためとして、焦点となっていた消費税率の引き上げについて、14年4月に税率を8%に上げ、さらに15年10月に10%に上げるという素案を昨年末に固めました。

デフレの長期化や円高などで経済の先行きが不透明な中、経済に打撃を与えることが懸念されます。

何故、「国会議員の定数削減や公務員制度改革などの行政改革を先行すべきだ!」という国民の声は霞が関に届かないのでしょう?20120101-3.jpg


仕事柄、年金について、「結局、これからどうなるんですか?」と聞かれることがよくあります。
実際のところ、継続審議される予定ですが、主な改革案を再確認してみると、
• 支給開始年齢の引上げ(現在65歳→68~70歳)
• パートの厚生年金加入拡大(現在30時間以上→20時間以上)
• 受給資格期間の短縮(現在25年→10年)
• 年金の減額(特例水準の解消)
• 低所得者への年金加算(基礎年金への一定額の加算)
• 高額所得者への厚生年金保険料引上げ
• 厚生年金の夫婦折半
• 60歳代前半の在職老齢年金制度の変更(現在年金カットライン28万円→46万円)
などなど
しかし、どれも決定事項ではありません。

非常に社会保障が充実していることで有名な北欧モデルは、高い給付には高い負担、低い負担には低い給付という、負担と受益の論理が貫徹された、ある意味で厳しいシステムです。

直近のWorld Values Surveyによると、「一般的に、人は大体において信用できると思いますか」との問に対し、ノルウェー・スウェーデン・フィンランドは6~7割が「大体信用できる」としていますが、日本では、6割が「用心するにこしたことはない」としています。

日本の社会保障制度は、改正による変更が多く、非常に分かりにくい複雑な制度となり、また国民への説明不足で、信頼の薄い制度となっていることを実感します。

社会保障の機能強化が必要な分野もありますが、全体平均として引退層向けの社会保障拡大ペースを抑制しないと、現役層と企業の負担がますます重くなることについてよく考え、慎重になるべきだと思います。

超高齢社会の社会保障を維持するためにこそ、単なる増税ではなく、増える負担を負担できる程度まで抑制するのが本当の意味での「一体改革」ではないでしょうか?

年金制度の「世代間扶養」という概念がこれからの日本を支えていく世代の人たちの重圧となることに大きな不安を覚えます。20120101-4.jpg

大阪維新の会として、橋下市長を中心に大阪が良い方向に向けて大きく変わっていくことを期待する声は非常に多いです。

国政にも今、そのようなうねりが必要だと思います。

昨年は大震災や台風災害、景気低迷などで人々の心が沈みました。
今年は龍が天に昇るがごとく、上向きになることを期待したいと思います。

私も職員と共に、社会貢献をしていける事務所を目指し、昨年以上に向上心を持って、真摯な気持ちで進んでいきたいと思います。

皆さまにとって幸多い一年となりますように。

【写真上:大阪府箕面市 勝王寺の達磨さん】
【写真中:阪急梅田ホワイティの門松、綺麗ですね】
【写真中:大阪府箕面市 勝王寺…雪が舞い始めました】
【写真下:今年のお節料理はこんな感じに出来上がりましたよ】

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