事務所ブログ

◆新入社員のキャリア意識の変化

今春入社した新入社員を対象に行った公益財団法人「日本生産性本部」のアンケート調査によると、
「今の会社に一生勤めようと思っている」とする回答が過去最高(60.1%)
転職について自身の考え方を問う設問で「今の会社に一生勤めようと思っている」とする回答が60.1%
となり過去最高となったそうです。

「将来への自分のキャリアプランを考える上では、社内で出世するより、自分で起業して独立したい」とする回答は過去最低(12.5%)20120415%E9%83%BD%E3%82%92%E3%81%A9%E3%82%8A%E6%A1%9C.JPG
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また、入社動機としては、「就社」というより「就職」という意識が高まっているという傾向が出ていて、

将来性のある会社であるというより、むしろ、自分の能力・個性を生かせる先として、会社を選ぶようになっており、自分の能力を生かせると思える環境に安住を求め、自分独立してさらに飛躍しようなどとは少なくなっているようです。
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一方、日本能率協会(JMA)が実施した意識調査によると、
「日本が進むべき道」の二者択一では、「心の豊かさを求める」が63・9%となり、「経済的豊かさを求める」の35・0%を大きく上回り、震災が人生観に与えた影響に関する自由記述でも「人の役に立つ仕事がしたいと思うようになった」、「使命感が生まれた」などが目立ち、

グローバル化や男女共同参画に関する設問では、「日本企業にとってビジネスの好機」71.3%となり、50.7%の新入社員が「海外赴任をしてみたい」と回答し、その意識が高まっているとのこと、

そして、子供が生まれた場合、仕事を「ぜひ続けたい」と答えた女性の割合は33・9%、
育児休暇を「せひ取得したい」と答えた男性は33・9%といずれも増加しているようです。

上司や先輩との関係構築では、生身の対話を重視する傾向も強くなっているようです。
有効な手段を聞いた設問では「個人メールやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)」を選んだ人は減少して15・4%となり、
トップは「飲み会への参加」が増加傾向で73・5%となりました。


これらの意識調査結果は何を示すのでしょう。

世間では、時々若者から覇気が失われているなどと言われることがあります。

私は仕事を通じて、素晴らしい能力と積極性をもつ20代の方と出会うことも多いですが、高校や大学で講演をさせて頂いたとき、新入社員研修をさせていただくときには、全体的な印象としては、私の時代の生徒たちよりも「お行儀の良い優等生が多い」という印象を受けます。


バブル崩壊後の親の働く姿を見て育った世代・・・そして、阪神大震災、リーマンショック、トヨタショック、東日本大震災、政権の不安点・・・
企業経営の中で中高齢層の比率が高く次世代をそこなっている矛盾、
能力ある女性を責任ある地位につけて活用しない矛盾、
首尾一貫しないかたちで古めかしい産業政策を進める政府の矛盾

不透明な経済状況と就職難の影響から、安定志向、心の豊かさを求める人が増えているのでしょうか。
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【写真上2つ:京都祇園で都をどりを見てきました。その優美な舞と桜の美しさに、日本の春の素晴らしさを感じ入りました。】
【写真中:桜花弁の絨毯、八重桜】
【写真下2つ:六盛の手桶弁当は美しく、美味しいですね。】

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