事務所ブログ

◆バス事故と労務管理の重要性!

ゴールデンウィークがスタートした直後の4月29日。
乗客7名死亡、多数の重傷者を出した関越自動車道での高速ツアーバス事故から、約10日が経ちました。

この事故により、安全性、労務環境の問題が大きくクローズアップされました。

原因は、運転手が「疲れて眠ってしまった」とのこと。

この事故を起こしたバス会社「陸援隊」のみに関らず、乗務中の休憩もお客様対応で、充分に休めないなど、この業界における問題があります。

労働実態については千葉労働局も調査に乗り出しており、労働基準法が定めた労働時間を超える勤務実態がなかったか、同社の勤務日報などを入手して調べています。
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陸援隊では、法令で義務付けられた運転手の適性診断や健康診断を受けさせていなかったそうです。
運転手への適切な指導監督や労務管理を求めた道路運送法に違反するとしています。
(同法では、65歳以上の高齢や新規採用の運転手について、知覚機能などを調べる適性診断の実施をバス事業者に求めていますが、陸援隊はこれを実施しておらず、一部のバスでは定期点検義務を守らず、整備記録も保存していない等、ルール違反が多々あったとのこと。)
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2000年以降に貸し切りバス事業が免許制から許可制へ緩和されたことで、貸切バス会社が増え、運賃に規制のない格安バスツアーが、バス会社の労働条件を圧迫している実態が問題視されています。

このバス事故を受け、安全運行への世論が高まる中、利用運送などによる運賃下落や規制緩和の影響で新規参入が相次いだトラック業界でも、運賃下落や中抜き行為の横行を是正する動きが活発化しているそうです。
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どの業界も規制緩和による競争原理が働き、価格競争が厳しくなり、益々中小企業経営の環境が厳しくなり、今回のような事故や事件、問題を引き起こしているように感じます。

消費者は当然価格の安い方に惹かれますが、長い目で見ると品質の良いサービスや商品を提供し続け、それをきちんとアピールできる企業であることが事業継続にとって大事な要素であるように私は思います。

人があっての会社経営です。
『労務管理』と『法令遵守』は事故防止と会社経営を守るために、重要なことですね。20120509%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AD%E3%82%AA%E6%9C%AC%E5%BA%97.JPG

【写真上:仕事で待ち合わせたホテルに展示されていた五月人形・・・鯉のぼりのバックがいいですね。】
【写真中:新緑の大川畔・・・素晴らしい青空ですね。】
【写真中:芝桜・・・白とピンクの愛らしさに気持も華やぎます!】
【写真下:ポンテヴェッキオ本店で社労士の皆さんと会食でした】

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