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◆入社後3年以内に離職した人の業種別の割合は??

先日、NHKニュースで若い人の早期離職に関する問題の特集を行っていました。

入社後3年以内に離職する若者は、ここ数年間、減る傾向にあるようですが、3年前に入社した人の離職率は、高卒でおよそ35%、大卒でおよそ28%ということです。

特に興味深かったのは、厚生労働省が発表した「入社後3年以内に離職した人の業種別の割合」。

3年前に大学を卒業した人の離職率が最も高い業種は、教育、学習支援業と宿泊業、飲食サービス業で、いずれも48%、次いで生活関連サービス業、娯楽業が45%などと、サービス産業で高い傾向が明らかになりました。
一方で、最も低い業種は、鉱業・採石業で6%、次いで電気やガスなどのライフライン産業で7%、製造業が15%となっています。
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新規学卒で3年以内に辞める若い人の離職率は、平成7年ごろから10年余りにわたって高い水準で推移し、中卒者で7割、高卒者で5割、大卒者で3割に上ったことから「7・5・3問題」などと呼ばれてきました。

しかし、離職率は平成16年ごろから減少傾向にあり、3年前の平成21年に卒業した若者の離職率は、中学を卒業した人が64%、高校を卒業した人が35%、大学を卒業した人が28%となっています。

しかし、改善傾向にあるものの、これは決して楽観できる数字ではありませんね。
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十分なキャリアを積まずに短期間で辞めた場合、正社員としての再就職はさらに難しくなります。
厚生労働省は、離職率が高い業界に改善を求めるとともに、就職を目指す若者には今回のデータを企業分析に活用することを期待しているとのことです。


「若い人達の雇用定着」については、給与などの労働条件だけではなく、「人材育成をきちんと実施すること」、「コミュニケーションを上手く図ること」などが有効策です。

通常、中小零細企業において、新卒者をわずかしか採用しない会社では十分な新入社員教育を実施しないケースが多いのですが、私のクライアント企業様におかれては、たった一人の学卒採用者のために採用計画を立て、素晴らしい人材育成計画を立てて、本人にそのプログラムを説明し、OJT、OFF-JTを6ヵ月に渡り実施されました。

その後も社員(平均年齢48歳)皆で、コミュニケーションを取ることを意識的に進められ、大切に育成され、3年たった今、仕事の面白さも感じるようになり、お父さんのような年齢の社員に交じって、明るく頑張って下さっているようです。

私も新入社員教育の一部を担当させていただきましたが、先輩に可愛がられる社員になるために、出勤時に、「おはようございます。」だけではなく、「●●さん、おはようございます。」って言いましょうなどと、挨拶をはじめとするコミュニケーションを円滑にするためのポイントなどもいくつかお話をさせていただきました。

多くの若い人がキャリアを積まないまま辞めてしまう状況が続くと、将来、企業の中核となる人材が育たなくなります。

今は、“先輩の背中を見て学べ!!”という時代ではなく、 “定着の努力をすることが重要”な時代だといえるかもしれませんね!
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【写真上:新幹線の車窓から…雪化粧の富士山、綺麗ですね。お客様から頂いた写真です。】
【以下:神戸の花鳥園に久しぶりに行ってきましたよ! 綺麗なお花と可愛い鳥たちに囲まれて・・・上から、鳥はベンガルワシミミズク、オオハシ、オウギバト。 お花はベゴニア、ストレプトカーパス。】

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