
社会経済生産性本部の意識調査によると、新入社員のうち、終身雇用を望む人が約3割を超え、1991年の調査開始以来、過去最高に上ったことが明らかになりました。
そして、将来的に起業を考えたいという人は約2割でした。
条件が良ければ、今の会社から他社に転職したいと思う人は4割を下回り、若い社員を中心に「安定志向」が強まっていることが浮き彫りになっています。
労働市場でも圧倒的に社員希望者が増えてきています。
私どものクライアント企業様からも、「求人を出してもパートタイマーよりも社員希望者が圧倒的に多い…」という相談を受けるようになりました。
フリーター・ニート、ワーキングプアが社会問題化し、また、親の会社での不安定雇用などを目の当たりに見て、将来に対する不安感が広がっているようです。
また、景気拡大などを背景に新卒者の雇用は改善傾向にあり、じっくり企業を見定めて入社したことが、転職希望の低下につながっている面もありそうです。
あわせて、成果主義よりも年功主義を希望する人が増えているようです。
人事制度について、今まで日本は米国の流行を常に取り入れてきました。
日本の企業には、やはり日本人の考え方や会社風土に合ったものを取り入れていかないと、メンタルヘルスの問題を増加させたり、会社への忠誠心や貢献意欲が減退させ逆効果となり、生産性を低下させます。
皆さんの会社でも一度人事制度の見直しをして見ませんか?
【写真上:H20.1.1伊丹空港の夕暮れ】
【写真下:H20.1.10京都四条通の七福神】
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「終身雇用を望む人が3割を超え」「成果主義よりも年功主義を希望する人が増えているようです」というのをどう捉えるかですね。「終身雇用」と「年功序列」というのは、多少仕事ができなくてもわが社に忠誠を尽くせばそこそこの給料で一生めんどうをみてあげるよ、というシステムであったわけですよね。要するに、多少仕事ができてもできなくても皆で豊かになろう、といって社会主義国よりずっと平等な分配を実現してきましたが、今もう一度そこに立ち返ろうと多くの人が思い始めている、ということなのでしょうか。
これも「格差社会」の結果である「勝ち組」と「負け組み」の「負け組み」に入りたくない、という志向の表れなのでしょうか。数年前まではアントレプレナーだ、ベンチャーだとかメディアが煽っていましたが、ベンチャーで成功するのは何百分の1ですし、ある意味「ホリえもん」の逮捕がベンチャー志向を冷静に見極めるようになったのでしょうか。フリーター、ニートも一生できませんし・・・。
Posted by: 加持修明 | 2008年04月12日 03:08