事務所ブログ

◆メタボ健診~見直し・廃止を求める声!

今、『メタボ』という言葉が流行語のようになり、健康ブームがますます急上昇、スポーツジムを始め、健康食品や健康器具などの商品が市場で花盛りです。

今年4月から始まった特定健診・保健指導(メタボ健診)は、長寿医療制度をはじめとする厚生労働省の医療制度改革の一環としてスタートした制度です。

特定健診は、医療保険者(自治体および健康保険組合等)に対し、これまで受診義務のなかった人を含め、40歳から74歳までのすべての人に対し、受診させることを義務付けています。

厚生労働省は特定健診を義務化することで、平成27年度末までにこれを25%減らすという数値目標を立て、2兆円の医療費削減を目指していますが、…

メタボ健診の費用に対する国の補助では不足するため、がんなど他の検診への補助を削減するなどの対策を講じる自治体が過半数に上るなど、大変困った実情が浮かびあがっています。
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毎日新聞の調査で以下のような結果が発表されました。
(2008.6月、全国783市と東京23区で調査実施。551市区(68.4%)が回答)

●今年4月から始まった特定健診・保健指導(メタボ健診)制度についての質問に対し、
 6割の自治体…見直しをすべきだ
 1割の自治体…廃止すべきだ

●「特定健診を現在のかたちのまま継続すべきだと思うか」との問いに対し、
 347市区(63%)…問題点を見直すべきだ
 60市(11%)… 制度自体を廃止すべきだ
 62市区(11%)… 現行制度のまま継続すべきだ

●特定検診を見直すべき理由は、
 メタボに限定した検査で他の病気を見落とす可能性がある
 制度が複雑で受診率が下がる
 医療費抑制につながるか疑問

などの回答があがったそうです。

メタボ健診の費用は国と医療保険者(自治体および健康保険組合等)が3分の1を補助する仕組みですが、国の補助単価が実費に届かない自治体が8割近くあり、不足分は自治体が負担することになるため、今年度から、他の保健事業の縮小・廃止をしたと答えたのは293市区(53%)に上り、
がん検診受診者への補助削減、人間ドック受診者への補助削減、メタボ健診の対象外の40歳未満の健診の縮小などを行っているそうです。

特定検診でメタボリックシンドロームと診断された人に対しては、保健指導を行うことになります。

さらに、保健指導を受けたにもかかわらず、改善が見られない場合には、医療保険者(自治体および健康保険組合等)に対して罰則が科せられることになります。

医療保険者に対して罰則があるだけで、個人には関係ないと考えがちですが、罰金の金額が大きい場合は、将来的に保険料があがることも予想されます。

さらに、2012年度に65%の受診率を達成できない場合、長寿医療制度で自治体が負担する拠出率が最大10%増やされるなどのペナルティーが医療保険者に課せられるようになります。
このため、健診を無料化して、少しでも多くの市民に受診してもらう方が賢明だと考える自治体もあるようですが…

他に補助すべき必要な検診費用の補助が削減されるなどのひずみが出ている現状…皆さんはどう思いますか?
私は、長寿医療制度をはじめとする国の医療制度改革に対し、大いに問題を感じています。

今後ますます、健康・ダイエット商品市場は過熱していくのでしょうか?

喫煙者だけではなく、メタボ体型だと社会で窮屈な思いをすることになるのでしょうか?
一方ではグルメ嗜好が増す中、何か矛盾を感じますね!

甘党の私にも耳が痛い話です。 あ~~他人事ではなく、私も痩せなきゃ!!   o(>ε<)o

【写真:琵琶湖に咲く蓮の花…この暑さの中、凛と咲くその美しさに感動しました♪】

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コメント

こんばんは、'08年4月から75歳以上の約1300万人はすべて後期高齢者医療制度に加入します。保険者は都道府県ごとに組織される全市町村参加の「広域連合」です。75歳以上は個人単位で保険料を払い、給付費総額の約1割をその保険料で負担し、公費5割、全保険制度からの支援金4割で運営されます。
 注意すべきは、住む都道府県によって保険料に差が出てくること、これまで息子や娘の被用者(勤め人)保険制度の被扶養者だった75歳以上も保険料を新たに払うこと、年金額が低い場合を除いて介護保険と同様に年金から自動的に保険料が差し引かれることです。
 また、1400万人からなる65~74歳の前期高齢者の人は、従来どおり国保や被用者保険に加入します。
・ 健診・保健指導の義務化
医療費適正化計画の一環として、糖尿病、高血圧症、高脂血症などの生活習慣病対策のため、40歳以上の被保険者と被扶養者への健診・保健指導の実施が義務となります。これから益々高齢化が進むにつれて、医療費問題、そして医療、私達医療に携わる者もこの問題には辛いものがあります。

こんばんは♪

医療専門家の立場からの貴重なコメントをいただき、ありがとうございました。

高度成長期に社会を支え、今日の豊かな日本を作ってくださった高齢者の方々が、年金や医療の問題で辛い老後生活を送らないといけないような社会にしてはならないと思います。

充分な審議のうえで、医療費適正化計画が打ち出されたのだと思いますが、官僚や国会議員は国民の生活や考えをもっと正しく理解する必要があるように感じます。

老後の生活が約束され、国民が税金や社会保険料を納付することを有意義に感じられる社会が理想だと私は思います。

辻 純子

絶対的医師不足の中にあって、多くの勤務医の労働は過労死寸前までになっています。大阪府医師会が49の病院でアンケート調査をしたところ、病院勤務医の1週間当たりの平均超過勤務時間は16.8時間で、20時間以上の超過勤務をしている勤務医は29.3%に上ることが明らかになりました。週20時間以上の超過勤務は、厚生労働省の過労死認定基準を超えるもので、約3割の勤務医は「過労死」環境の中で働いていることになります。
  また医師には当直がありますが、当直明けの翌日も94.7%の医師が通常勤務に就いています。しかしこのことはほとんど知られていません。多くの皆さんは看護師さんのように『夜勤明け』があるように思っておられると思います。外科医師は当直の翌日も普通に手術をしているのです。このことにこの国の政府は目をつぶり続けているのです。

史 さま

いつもコメントありがとうございます。
今、社会的問題となっていますが、医師不足…深刻な問題ですね。
“私達の傷病の治療・命を助けるための医療に直接携わってくださる医師”の皆さんが、『約3割の勤務医は「過労死」環境の中で働いている』という過酷な現状には驚いています。

国の施策の誤りが顕著です。
今後見直しが行われるようですが、どうぞお身体に気をつけて、お仕事頑張ってくださいね。

辻 純子

お久しぶりです、お元気そうですね、これからも活躍を祈っていますね。

辻 純子

史 さま

お久しぶりのコメントをいただいて、ありがとうございます。

大阪の夏は厳しいですね…やっと梅雨も明け、これからが夏本場…どうぞお身体ご自愛ください。

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